鶏のお墓
昨日の衝撃的事件、我が家の敷地内深くに設けた禽舎をあろうことか管理不行き届きな猟師から放たれた2頭の猟犬が襲撃し、家族のように大切に育ててきたつがいの鶏2羽を噛み殺しました。
正直気持ちの整理がつきませんが前に進まねばなりません。雌鳥の遺体を埋葬しました。
雄鶏は健気に抵抗したのだと思いますがにっくき猛犬によって禽舎の外に引きずり出され、山中に運ばれて喰われてしまったのでしょう。遺体を見つける事は出来ませんでした。我が家の裏側は山に繋がっています。
愛玩犬と猟犬は全く別種の生き物と思った方がいいです。禽舎はかなり頑丈に作って普通の犬やらタヌキ、ハクビシン級の害獣には開けられません。現に作ってから3年、一度もちょっかいをかけられる事もありませんでした。この度の猟犬は扉の閂を引き剥がし金網を食い破り木板も砕き割って、まああり得ない〜熊並みの破壊力でした。実際熊相手でも戦うような訓練をしているのでしょう。
そんな危険な生き物がリードをはずされ人家のある集落を闊歩していたのです。老母が昼食に母屋に入ったほんの十数分の間の凶行でした。もしも鉢合わせしていたら老母が襲われていたかも知れません。実際私が一頭小屋に残っていたのを閉じ込め逃さないようにしていたら歯をむき出して飛びかかってきました。後ろを振り向くと雄鶏を持ち去ったもう一頭が忍び寄っていて挟み撃ちにされそうでした。飼い主は「絶対に人を襲わない」などとありていに申しておりますが信用できる訳がありません。だったら鶏小屋を襲撃するような凶行もしないはずですよね。
今回一頭逃さないで確保できたので、警察にも来て頂いて飼い主特定に至りましたが、もし逃げられていたら足取りも掴めず泣き寝入り、猛犬は野放しのままでもっと深刻な被害が出るかも知れませんでした。
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