tubeに動画を上げました。
過去の訪問も含めてやや盛りすぎになってしまいましたが、旧初瀬街道の宿場町 垣内(かいと)宿の諸々を紹介。国道165号の青山峠越えは今も緊張感のある道ですが、江戸時代以前からの初瀬街道は更に難所でした。峠越えの東の出入り口にある垣内宿は昔から賑わっておりました。名残りを残した家並と祠。
奥山権現というのが目に留まります。これは青山高原深くに建つ奥山愛宕神社のこと。藤堂高虎が四国から三重に国替えされた折に家臣の一人が四国から連れてきて勧請したもの。その後江戸時代には眼病に効くと評判になり、明治に入ると軍神として出征兵士、家族は必ず参拝したという神社。これは敗戦まで続き、遠地からも人が訪れて宿場町には第二の賑わいがありました。
旧街道のほんのさわりの部分を歩いてみる。「八重坂」を登りきった所に忘れられた地蔵様が今もあります。
旧街道から折り返し更に林道側を奥に進むと「リベラルパーク青山(休業中)」十年位前にはキャンプ場、名物料理、枝垂れ梅で人気の場所でしたが今は閉鎖。環境の良い所だと思うんですが大人の事情があるのでしょう。
人知れず咲き誇る枝垂れ梅。
そして更にその先に「旧東青山駅跡」があります。2018年夏の台風で道が大きく崩落し、一般人には行けない場所になりました。
なんとか行けないものかと2018年秋には廃トンネルを通って、2019年秋には林道の逆側から現地に辿り着けましたが、危険性が高く他の人にはお薦めできない道です。