centropygeflavissima's blog

ラインブログ閉鎖につき移転先の1つ  三重県の真ん中辺りで活動中。身近な訪問先や四季の風物を撮影し発信します

インスタ連動 1月7日

古里散策+風習シリーズ 津市榊原町 山の神神事 2023年1月7日
 温泉町榊原で古くから今も続く風習、7日早朝町のあちこちから白煙が立ち上ります。一見人々が集まって焚き火をしているように見えますがただの焚き火ではない。各地区に祀られている山の神の前で火を焚き、その火で餅を焼く。現場でも食べるし持ち帰って雑煮やぜんざいに入れて食べれば1年間無病息災。ちなみにぜんざいは小豆粥の事で関東では汁のない餡団子の事を言うみたいですね。
 餅が行き渡ったら次に藁束をその場で綯って善の綱を作り、山の神の両側に立つ2本の木に結ぶ。事前に山から取ってきた鍵の木(山に入っても良い日というのもあるらしい)を善の綱に掛けて皆で祝詞掛け声とともに綱を引きちぎる。すると山に籠っていた山の神が里に降りてきて田の神に変化し春がやってくる…というならわし。
 1月7日というのは曜日に関わらず固定で、平日に当たった年は神事の後や途中で抜けて職場に向かう人も多々見られます。今年は3連休土曜だったので余裕あったかな。
1,2、丸ヶ谷地区 霜と霧で景色が白っぽい。
3、下村地区 各地区ごと十数ヶ所に別れて神事をする。歩いて行き来できる距離なので数ヶ所をはしごして観る事も可能。
4,5、web榊原地元学に載っている田中・並松の山の神、自分も2018年に訪れていました。巨大な椎の神樹が印象的。が今回何故か見つけられなかった。煙が立つので判るはずなんだけど神事をやらなかったのかそっくり移転したのか。
 榊原以外の町では分散していた山の神を村社1ヶ所に集めて合祀というのが多い。
6〜9、田中・並松の山の神を探す過程で違う山の神を見つけた。いや地元の人には周知の事ですがここは上の側(かわ)の山の神。集落からは離れ宝林寺が正面に見える山の中段にあります。神事の準備はされていますが神事が始まっていません ? 時間をずらせるのか明日日曜なので日をずらせるのか。
10、今回は軽く山を横断して戻りました。道が無いとルート取りに頭を使う。
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