古里散策+お花見シリーズ 津市白山町三ヶ野(みつがの)〜一志町大仰(おおのき) 初瀬街道沿い_2 2022年9月22日
前回の続き、初瀬街道沿いも彼岸花群生地なので雨の中出掛ける。もう少し早ければ降られなかったのに本降り。
1、雲出川と三ヶ野川の合流地点、防獣柵で入れない側を望遠で。入れたとしてもゴッソゴソを掻き分けていく気にはならないが、以前は普通に歩けた場所。中央奥のコンクリート塊が戦前からある中勢鉄道小川橋梁遺構。
2、橋梁遺構から続く線路跡、枕木などはとうの昔に無い。
3,4、水門から300m程下流、以前も紹介したかさつき地蔵磨崖仏。天台真盛宗開祖真盛上人ゆかりの史跡。上人幼子のおり父君から勘当されひっくり返した笠に載せて雲出川に流されたが、笠が川を遡りこの地に流れ着いた伝承による。
5、ここにも彼岸花群落
6、主たる磨崖仏の他にも多数の石仏が寄せられているが、こちらは蔦の衣。
7、かさつき地蔵の向かい、雲出川に落ちた大石の下側に逆さまの地蔵石仏、逆さ地蔵。元はかさつき地蔵の隣にあったが江戸時代の大地震で転げ落ちたという。2体あったはずだが濁流に飲まれて欠損したかも知れない。
8、葛の花(紫色)も今時分に咲く。
9、逆さ地蔵の上側に後世新たに地蔵が彫られた。これも2体あったはずだが欠損したかも見にくくなっている。
10、動画、台風で増水気味の雲出川と逆さ地蔵の大石。前にはささやかな祭壇がある。
