centropygeflavissima's blog

ラインブログ閉鎖につき移転先の1つ  三重県の真ん中辺りで活動中。身近な訪問先や四季の風物を撮影し発信します

古里散策(ほぼドライブ)シリーズ 旧初瀬街道の彼岸花ロード 2020年9月末

00:00 県道15号の一部が旧初瀬街道を拡張して引かれています。沿線に古い祠や道標、常夜燈等史跡が点在しています。
 井関の交差点、右はとことめ温泉、一志中学校等 左は波瀬川に沿って旧井関集落を経て波瀬地区へ。直進は初瀬街道、峠一つ越えて大仰(おおのき)地区ヘ
01:00 峠越え 今は山を切り通して車で1〜2分ですが江戸時代には難所の一つ、茶店で出す沢蟹の塩焼きが名物だったという。
01:30 大仰(おおのき)地区 右手は雲出川に沿う。川の対岸に桜並木あり、春には見に行きます。左手旧大井小学校は今は玉川学園一志高校(通信制)
02:04 橋を渡る。江戸時代の初瀬街道もこの辺りで川を渡っていましたが、橋を掛ける事を禁じられていたので人足による瀬渡しが行われていました。天台宗の一派真盛宗の開祖 真盛上人の生誕地で、ゆかりの史跡が点在しています。
02:35 初瀬街道は県道661号に切り替わって続きます。旧道は今の時代には狭く対向注意。道に沿って彼岸花群落が現れます。
04:40 ちょっと寄り道して「笠着き地蔵」という古磧。先に紹介した真盛上人ゆかりの地の1つ。上人の父は大仰(おおのき)城(ここより下流側にありもう通り越している)の城主でしたが、何かの事情で幼子を裏返した笠に乗せて雲出川に流し捨てた。不思議な事に笠は流されずに川を遡り上流のこの地に漂着した。この奇跡を受けて父君も子捨てを辞め、しっかり教育して都の天台総本山ヘ修行に出す事とした。その後上人はめきめき頭角を現して一派の祖となるに至った。由緒の案内板がありました。
 見上げる高さに等身大の磨崖仏、こちらが本尊で後から何体かの石仏が集められています。ここにも彼岸花群落。
08:20 雲出川はゆったりと流れます。
対岸遠くからガタンゴトンとのんびり響く音は名松線。以前は釣り糸を垂れる人もちょくちょくいましたが近年見かけませんね。
09:17 もう一つ、道路渡って川の水際の大石に「さかさ地蔵」が彫られています。元は「笠着き地蔵」と並んでいたのが過去の大地震で転がり落ちたという。今は雑草に隠れてよく見えません。冬には見えるようになるでしょう。崖下に降りる道はありません。先日の台風でか大量の流木ゴミが漂着しています。
10:30 「さかさ地蔵」と別に後から大石の上部に二体地蔵が彫られています。道路から遥拝します。彼岸花は生けられているのでは無く直接生えてきています。
12:55 車で移動、初瀬街道は「亀ヶ広桜並木」(江戸時代から知られた名所でしたが木の老朽化で昨年半分切り倒された。)から二本木地区に続きますがここでお別れ、ショートカットで国道165に向かいます。
13:42 近鉄線路が通っています。見慣れない白っぽい色の特急、何でしょう ?
15:29 道路脇に白い影、にゃんこだ ! 逃げようとして金網にハマっています。
17:30 国道165に合流。ここまでの脇道、二本木まで行って165号に入るのと距離はやや短くなりますが、幅が狭くてスピード上げられないので時間短縮にはなりません。