centropygeflavissima's blog

ラインブログ閉鎖につき移転先の1つ  三重県の真ん中辺りで活動中。身近な訪問先や四季の風物を撮影し発信します

鉄道運転気分を感じられる道 津市久居七栗〜白山町亀ヶ広 中勢鉄道廃線跡 と笠着き地蔵寄り道 2019年1月

     tubeに動画を上げました。
 中勢鉄道のこの区間大正14年から昭和18年迄運用されておりました。廃線後の線路を道路として再生し現在に至っています。新道で耕地整理後にどーんと直線化されるというのはよくありますが、昔からの田舎道にして直線が続いたり緩やかなカーブだったりと鉄道時代の名残を残しています。
 00:14 国道165号から分岐、この辺りが旧七栗駅
➡00:50 長野川を渡る。当時の橋脚跡のコンクリートが残っています。
➡01:30 この辺りが旧其倉駅、遺構は残っていない。
➡02:38 通称「ヨノミの木」と呼ばれる大榎の巨樹。江戸時代からあったものですが今年の台風で大枝が折れてまた弱ってしまったようです。そして木の根本辺りが旧石橋駅、公園になっています。
➡02:53 近鉄線の下を潜る。この競合が廃線を早めた。
➡03:30 この辺りが旧片山駅、遺構は残っていない。
➡04:15 この辺りが旧大仰(おおのき)駅 
電柱が二本並び立つ。
➡06:05 この辺りが旧誕生寺駅跡、案内板とプラットフォームの名残のコンクリート土台が残っています。
➡07:20 ゴルフ場入口手前で県道661号に合流、線路は県道と平行に一段上の土手を通っていました。ここからは旧街道「初瀬街道」の一部でもあります。
➡07:45 「笠着き地蔵」当初予定していませんでしたが綺麗に清掃された直後のようでしたので寄り道。
➡08:10 水仙が見頃、御本尊は岸壁に刻まれた磨崖仏で、その後に多数の地蔵様が集められて祀られているようです。天台真盛宗の開祖真盛上人ゆかりの地で、上人は元この少し下流側にある「大仰(おおのき)城」主の子であったが七歳の頃勘当して川に捨てたところ、笠が舟のように子を載せて川を遡りこの地に流れ戻ってきた。これはただの子では無いと捨てるのを辞め、比叡山天台宗本山に修行に出した。修行の後真盛宗を開くまでに大成されたと。かつての「大仰城」は今の「誕生寺」奥の院となっています。
➡15:20 道路渡って雲出川岸の大岩に逆さまに彫られた地蔵が二体、「さかさ地蔵」元は今の笠着き地蔵の上辺りにあったものが大地震で転がり落ちたと言われています。この岩の上の方には落下の後で彫られた正向きの地蔵様二体も居ります。
➡19:45 再び車に乗り亀ヶ広ヘ
➡20:30 三ヶ野川との合流点 立ち寄っていませんがこの右手50m程奥にかつての鉄橋のコンクリート土台「小川橋梁遺構」が残っています。
➡20:40 亀ヶ広 春には桜並木が見事。初瀬街道の古絵図にも「千本桜」などと書き込まれています。今は木の高齢化でその頃の勢いは無いようです。
➡21:27 赤岩橋、狭いですが渡ります。線路はこの先もまっすぐ二本木地区を通っていますが痕跡は薄くなっています。…迄です。